10. その他

大切なご家族のために、とっておきの一枚を残します

エンディングノートに決まりはありません。自分の好きなように、自分だけのメッセージを思う存分書きましょう。あなたの言葉のすべてが、ご家族への「優しさ」です。


用意すると良いもの
  • 写真データ
  • アルバムなど

p.60 - 写真と各種データについて

可知 今はほとんど写真はデータ管理ですね。本書の巻末にもCD-ROMなどが保管できるようになっています。

鈴木 以前は大きなアルバムの写真を葬儀社に渡して、その中の小さな一枚を拡大して遺影写真を作っていましたが、今はデータがあればすぐできますよね。

 さっきも話に出ましたが、最近、プロのカメラマンが事前に遺影を撮影するというサービスもあります。

可知 昔は、遺影というと「紋付袴を着た白黒写真」と相場が決まっていました。しかし今はカラーで、いちばんその方らしい写真を使うのが一般的になっています。

 葬儀の時に、参列者に向かって故人が動画で語りかけるというコマーシャルが流れていますね。これからはああいうお礼の伝え方も増えてくるんでしょうね。

鈴木 遺影以外の写真は困りますね。私、ぜんぶ捨ててしまいそうです。

 私、自分の写真はほとんど残してありません。でも、さすがに親の写真は捨てられません。

可知 アルバムの中でも、思い出深いものだけを選んで、その時の思い出をつづった文章と一緒に一冊の本にする「思い出読本」というサービスもありますから、もしアルバムの処分で困ったら、相談されると良いと思います。


こうして見ると、エンディングノートを書く時に注意すべきポイントはとてもたくさんあることが分かります。でも、難しく考えることはありません。最初にも書いたように、エンディングノートはあなたの数十年にわたる人生の「棚卸し」。それが1日や2日で終るはずがないのです。
これからの一生をかけて、一冊のノートを完成させる。そんな気持ちで、気楽に書き続けるのがエンディングノートの正しい書き方だと思います。