あなたに“もしも”のことがあったら、大切なご家族は深い絶望にうちひしがれるに違いありません。しかし、ご家族には悲しむ時間さえありません。なぜなら、病院への対応や葬儀の手配、財産の分割、各種書類の書き換え手続きなど、次から次へと重要な判断をしなくてはならないから。そんな時、ご家族に寄り添い、勇気づけてあげられるのは、あなただけなのです。
あなたが残したエンディングノートにつづられた言葉の一つひとつに、家族はどれだけ救われることでしょう。エンディングノートは、あなたがご家族に贈る、最後で最大の「優しさ」なのです。
急ぐ必要はありません。でも、明日に延ばしてはいけません。大切な人の顔を思い浮かべ、手にしたノートに今日の日付とあなたの名前を書きましょう。それが、エンディングノートの第一歩です。
このサイトでは、コクヨの「LIVING & ENDING」に沿って、さまざまな形でエンディングノートの作成に関わる税理士・行政書士・コピーライターが、それぞれの立場からエンディングノートを書くポイントを解説します。ぜひ本書を横に置き、一緒に書きながらお読みください。